Bubbles in a pool

よどみに浮かぶうたかた

車の運転のお話

仕事場が遠いので車通勤、山道を行ったり来たりの日々。周りは大変でしょうと言ってくれるが当の本人はそうでもない。運転は苦じゃないし、ひとりきりの時間が持てる。誰にも邪魔されずゆっくりできる。仕事帰りに真夜中、何も考えず車を走らせているときが、一番リラックスしているときだ。

最初の頃は山道が怖くて仕方がなかった。しょっちゅうハイビームにして先の方を照らしつつ、常に道を確かめながら走っていた。慣れた今は、照らされてない闇には何が潜んでいるんだろう、いきなり知らない風景に変わってないかなとか夢みたりする。ごくたまに、脳みそが勘違いを起こしてるのか、見知っているはずの道が全然知らない道に感じたりして、アレ?というときもあるけど。軽いボケの始まりか。

だんだん運転技術自体にも興味が湧いてくる。曲がりくねった道はどこに視線を置けばいいのかとか、無理なくスマートに走るためにはとかいろいろ考えながら走っていた。もっと若ければ「頭文字Dだ」と言わんばかりにドリフトに手を出したりしたんだろう。が、1年で3回パンクしてタイヤ交換を経験した身からは、金がかかって大変だなという感想しかなくて。年とると、スリルとスピードという言葉は安全と金という言葉に変わるのだよ。

毎日走るからそれなりに運転は上手くなったんじゃないかな?道幅を大きく使うとか、カーブは多角形的に曲がるといい感じとか、重心の移動を感じつつハンドル切ってアクセル踏むとか、そんなことを学びつつ。運転が上手い車と一緒に走るとランデブーといった感じで面白い。どこでブレーキングしてるのか、どうルート取りしてるのかもわかるし。

今はひとりがいいけれど、そのうち助手席に誰か欲しくなるんだろうか?