Bubbles in a pool

よどみに浮かぶうたかた

生命って情報を読み取る再生装置のことなんじゃないのか

・・・生命とは、情報の流れの中に生まれた結節点のようなものだ。種としての生命は、遺伝子という記憶システムを持ち、人はただ記憶によって個人たり得る。たとえ記憶が幻の同義語であったとしても、人は記憶によって生きるものだ。コンピューターの普及が、記憶の外部化を可能にした時、あなたたちはその意味を、もっと真剣に考えるべきだった。
GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

記憶と情報は同義語ではない。情報は単なるモノでありデータであり数字であり出来事だ。それ自体に価値があるわけじゃない。記憶とは、モノである情報を読み取り活性化させ再生産し、同時に思いや感情が喚起され、そのすべてが分かちがたく溶け合ったもの、だと言えるんじゃないか。だからこそその個人にとって価値あるものとなり、「人は記憶によって生きるものだ。」となるんじゃないか。となると個人の記録を活性化する再生装置はその人自身しかいないわけで、Evernoteにいろいろ記録しているけど俺が死んじまったら何の意味もないデータになるよなぁとつらつら考える。

じゃ、生命って情報を読み取る再生装置のことなんじゃないのか。他人からはよくわからない情報の羅列を、正しい?順序で再生してみせる、読み解いて見せる、物語を紡ぎ出す、再生装置。一枚の写真やひとつの言葉から、その人にしか見えないものを見て、聞こえないものを聞く。いややっぱすげぇな。