Bubbles in a pool

よどみに浮かぶうたかた

古典回帰

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)


読書の傾向が古典になってきている。「カラマーゾフの兄弟」第1巻読了。2〜4巻も購入済み。昔無理矢理読んで記憶の彼方へ。世界最高の小説のひとつと言われているが、当時は読み終えたという満足感のみ。今なら素直にすごさを感じられるだろうか。第1巻だけではまだまだ見えてこない。
シーシュポスの神話 (新潮文庫)

シーシュポスの神話 (新潮文庫)


「シーシュポスの神話」は自分の人生の中で最も大切な本のひとつと言っても過言ではない。落合信彦(実はノビーファンだ)がエッセイの中で『NYのタクシーの運ちゃんと「シジフォスの神話」について語り合うことができた。すげぇ。』みたいな話が出ていて、それがきっかけで高校生の頃に読む。難解な文章を脳味噌絞りながら少しずつ少しずつかじって消化。コレで哲学に対する耐性が身に付いた。浪人時代、西日が差し込む部屋の中で寝転びながら鬱々と読んだ記憶もある。
ホメロス オデュッセイア〈上〉 (岩波文庫)

ホメロス オデュッセイア〈上〉 (岩波文庫)


オデュッセイア」もあらためて購入。今まで何回か手をつけいつも途中で放り出す。再び挑戦。西洋物語の原型だし大切なのはわかっちゃいるが、どうにもこうにも常に出てくる枕詞みたいなヤツが鬱陶しく、断念の原因となっていた。今回は自由な読み方をしてエッセンスは取り込んでおきたいと思う。


(問)なぜ今古典回帰なのか。
(答)字が大きくなったから。


中島らもの本で知ったこと。戦後物資不足で紙を節約するために、文庫本の字を小さくしたとのこと。ぱっと広げた瞬間の印象って大切よね。字体とか字の大きさとか余白とか。さてしばし色んな時代にタイムトリップすることにする。