Bubbles in a pool

よどみに浮かぶうたかた

ハードボイルド

書くことをああでもない、こうでもないと考えていたら1週間経ってた。変な力みが入っている。以前、松岡正剛の「多読術」について触れた。その中に「慎独(しんどく)」という言葉が出てきた。「読書した内容をひとり占めにしない。必ず他人に提供せよ」という意味。じゃあ読んだモノをどう伝えようかと考えていたら筆がなかなか進まない。まだ自分でも良く消化できていない所為もある。ここ最近読んで彷徨ったのは以下の本。


グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)


ハードボイルド好きなら、レイモンド・チャンドラーは鉄板。なんせ私立探偵フィリップ・マーロウを生み出し、ハンフリー・ボガード主演でハードボイルドの世界を決定的にイメージづけたのだから。酒に煙草に女に銃という4点セットは欠かせまい。・・・・と意気込んで、若い頃読んだ。いまいちピンと来なかった。名作名作と言われた所以がよくわからない。ボガード主演の映画の方も、展開のスピードが早い、登場人物の名前がごっちゃになる、誰が誰やら解らん、最後に説明して、解決して終了、といった感じ。あらすじも覚えちゃいない。肩すかしである。
年食った今なら味わい深くなるのかと再び手にする。かなりなボリューム。2日がかりで読了。巻末に村上春樹の解説あり。ロング・グッドバイは「グレート・ギャツビー」を下敷きにしているのではないかとのこと。じゃあギャツビーだと取り組んだ。ギャツビーは初めて。金持ちの気取った小説でしょ?けっ!とずっと勝手な想像をしていたもので食わず嫌いだったのです。この2冊を読み比べてつらつら考えるに・・・まとまらないまま次回につなげることとする。