泡沫記

備忘録あるいは自分の背骨

書斎をつくる

「知的トレーニングの技術」という本の中にこんな一節がある。

ぼくらはどんなにせまくても書斎をもつべきだ。ひとりでものを読み、考え、書くための固定され、閉鎖された知的空間、それが書斎だ。

書斎が欲しいなって思ってまずは形から入ることにした。

座卓にしたのは文豪たちに憧れてだ。あんまり仕事場というイメージにしたくなかったのもあるし、大層な椅子を置くスペースもない。いつか後ろ姿が似合うようになるといいなと思っている。

椅子

腰痛持ちだし床はフローリングでこれからの季節は寒いから購入を決めた。座面は硬めで座り心地がいい。

筆記用具

ThinkPad T440p (core i7 4710MQ/メモリ8G/SSD 500G/FullHD) 予算の関係上、最新スペックなぞ望めるわけもなく、中古でポチポチ改造していこうかとネットを探しまくっていたら、メルカリに自分の求める理想があるではないか。今まで celeron 810B メモリ2G 、Windows10が使い物にならなくて悪態をついていた身からすると、まさに天国。キーボードの打ち心地、トラックポイントの便利さ、拡張性の高さを知っているだけに、夜中の3時に購入ボタンを押して10分後にはコンビニで入金していたのであった。おそらく出品者が魔改造を行いこのスペックにしたのだろうと予想、ある程度の傷や使用感は割り切ろうと思っていたら、届いた品物はとんでもなく美品であった。感謝。今、このマシンに惚れ込んでいる。

これからProgrammingをしっかり勉強しようと思っているので、いっそのこと理想だったマルチディスプレイにしてやろうと決断。ピボット(縦回転)できる、フリッカーフリー、ブルーライト軽減で目に負担がかからないモノ。IPSが希望だったが、若干予算オーバーするのでここは妥協した。

iPadApple Pencil でガシガシ書いたりもしたのだけれど、手書きの検索が思ったほどできず、とどのつまりアナログのノートにはかなわないという結論に落ち着く。何でもかんでもデジタルにしてやろうと意気込んでいた時期もあったが、所詮Digital Native世代ではないのだ。どこまでも昭和でアナログからは離れられない。

昔からある程度文具フェチ、最近買ったモノでお気に入りなのはデルガード。グッと力を込めて書いても折れない。クッションが気持ちいい。一時期話題になったOrenzは書き味が合わなかった。ボキボキ折れたし。

こうして最低限の環境は整ったわけで、あとは自分次第。さぁ行こうか。